薄い色味の着物を頼まれると緊張します!なぜなら、八掛けが表に透けるリスクがあるからです。
当店の取引先には日本随一の「うらもの」専門店があります。特選の長じゅばんが有名ですが、八掛けの対応力はおそらく日本一ではないでしょうか?なんと500色以上に対応してくれます。
ですが、今回のように極めてデリケートなお色みの場合、なんと合わない場合があります。
そんな時には最後の手段として「別染め」をしてもらうことができます。(場合によりますが、今回はご厚意でなんと4色も制作をしてくれました。)
全くの同色、少し濃い目、少し青み、少し赤み・・写真ではおそらく見分けることが難しいほどに繊細な色違いです。
「依頼先には、いつも鍛えられてますからね!」
とは、そこの社長談ですが、実に頼もしい・・。
それもそのはず、京都の染匠や、色にこだわる名呉服店からの指名も多いとのこと、当然の対応力です。
当店も、染織工芸専門の問屋さんにご紹介をいただいたのが始まりですが、それはそれは頼りにしています。
ご依頼の場合、価格は2万円税別で頂戴しております。
また、通し裏(一色で裏を染める)加工も可能です。価格は同じです。
お仕立てでお困りの際は、作品担当 井上英樹までお問合せ下さいませ。
きっと、納得のお仕立てができますよ!
(今回の写真は、大切なお得意様から掲載OKをいただきました。I様、本当にありがとうございました!)