
春のやわらかな光に包まれる季節。
草木が芽吹き、自然の色に心が向くこの時期にふさわしい装いとして、当店がご紹介するのが、別注にて誂えた「伊予生糸」の色無地と、勝山さと子さんによる名古屋帯「フランス装飾文」のコーディネートです。
色無地は、糸・柄・色すべてにこだわり、生地から制作した完全別注。
使用しているのは、照りすぎず控えめな艶をもつ「伊予生糸」。ひと目で上質とわかる素材感に、小ぶりな葡萄唐草の吉祥文様をあしらいました。柄ゆきは品格をたたえつつ、四季を問わずお召しいただける意匠です。
お色は弊店で配色したオリジナルの色「白百合色」。白に近いやわらかなベージュは、大人の装いにふさわしい落ち着きと高級感を備え、締める帯を選びません。古典の意匠と現代的な色彩の調和が、洗練された着姿を演出します。染色は京都の手引き染め工房にて、色のニュアンスを細やかに引き出しています。

合わせた帯は、西陣織の名門・勝山織物をルーツに持つ染織作家、勝山さと子さんによる名古屋帯「フランス装飾文」。勝山さんは、勝山健史氏の妹でもあり、伝統ある織の技術に「女性ならではの視点」を重ね、新たな作品づくりを精力的に続けておられます。本作では、フランス建築に見られる装飾モチーフを織りで表現。淡彩の中に凛とした気配を宿し、着姿に品のある華やかさを添えています。
色無地と名古屋帯というベーシックな組み合わせながら、配色と質感の妙が際立ち、他では手に入らない“色の余韻”を纏うようなコーディネートに仕上がりました。
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