春のきもの支度に寄り添う、別注シリーズの自信作
やわらかな日差しが差し込む春のはじまり。新しい季節の気配に心がほどけていく・・この時期には、装いにも、やさしさと品格を纏いたいものです。
この春、お届けするのは、素材・意匠・色、すべてにこだわり抜いた別注シリーズ。「品よく、優しく、心あたらしく」をテーマに、和装の定番だからこそ、上質な“違い”が光る一式を作り込みました。

主役は、伊予生糸を用いた別注色無地「灰橙(はいだいだい)色」。やさしい橙にわずかに灰みを含ませることで、控えめながらも深みのある上質な色合いを実現しました。
地紋は小ぶりで端正な葡萄唐草文様。季節を問わず(生地的には盛夏を除き)お召しいただける吉祥柄として、格式と落ち着きを感じさせます。お茶席や観劇、日々の稽古ごとから式典まで。幅広いシーンで素敵な着姿をお楽しみいただけます。

帯には、勝山さと子さんに別注製作を依頼した袋帯「松皮菱(まつかわびし)」を。
白と銀の糸が織りなす繊細な文様が、光の加減で静かに浮かび上がり、装い全体にやわらかな華やかさと立体感を添えてくれます。色無地との相性も抜群で、きりっとした印象の中に優雅さを感じる帯まわりが完成します。

さらに、白生地の名門「伊と幸」のオーガンジーレースをした別注着物コートを合わせました。
京都の手引き染め工房にて一枚一枚丁寧に染め上げた「黒鳶(くろとび)」は、寒色にも暖色にも馴染む中間の色み。そして知的な華やぎをまとう一色です。
春先から初夏、そして秋まで――「桜のころから、もみじまで」お使いいただける、実用性と美しさを兼ね備えた一枚です。
帯締めも、全体の印象に調和するように組まれた京都の組紐工房への別注品です。他では手に入らない一本を制作いたしました。
色無地と袋帯――
あくまで王道の組み合わせながら、だからこそ差が出るのは、選ばれた素材と、磨かれた感性。新たな季節のはじまりに、あなたらしい一着をお届けいたします。
着る場面やお席に応じたトータルコーディネートのご相談も承っております。どうぞお気軽にご予約のうえ、ご来店くださいませ。
コーディネートした商品




