「和紙」無形文化遺産に 和食に続き、ユネスコが登録決定
文化庁に27日入った連絡によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、フランス・パリのユネスコ本部で政府間委員会を開き、日本政府が推薦した「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産に登録することを決めた。昨年の「和食」に続き2年連続の登録決定で、文化庁では「日本の文化や伝統工芸の水準の高さを国際社会にアピールする原動力にしたい」と期待している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000501-san-life引用:産経新聞 11月27日(木)2時51分配信の記事、yahooニュース
写真は石州和紙の公式サイトより引用:https://www.sekishu.jp/
日本の伝統的な技術が次々と世界遺産に登録されています。
平成25年には和食が世界遺産に認定され、今回は続けて和紙が登録されました。
国の重要無形文化財に指定されている「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)の3紙の技術を認定した形とのこと。
石州半紙は平成21年に登録済み。本美濃紙と細川紙を追加して、新たに和紙として登録したそうです。
和紙と紬の共通点。
和紙と着物、特に紬には共通のものがあると思います。
それは日本人が育んできた文化、美意識、四季のある自然の中で暮らすことにより生まれてきた豊かな感性から生み出された素晴らしい工芸品であることです。
手仕事で、膨大な手間と時間をかけて生み出される美しさは、まさに最高の贅沢と言っても良いのではないでしょうか?
紬とは
紬(つむぎ)とは、紬糸で織られた絹織物。木綿を素材とするものもある。 紬の生地を縫製した和服を指す場合もある。
絹糸は繭の繊維を引き出して作られるが、生糸を引き出せない品質のくず繭をつぶして真綿にし、真綿より糸を紡ぎだしたものが紬糸である。 くず繭には、玉繭、穴あき繭、汚染繭が含まれ、玉繭とは、2頭以上の蚕が一つの繭を作ったものをいう。 紬糸は手で撚りをかけるため太さが均一ではなく、玉繭から作られる糸は2本の糸が複雑に絡まっており、節の多い糸になる。これを玉糸や節糸ともいう。
また、紬糸には綿を解いて紡いだいわゆる木綿糸もある。
これらの糸を平織りした布が紬の生地である。紬糸は緯線・経線の両方に使用する場合と、片方に使用する場合がある。 本繭から作る絹糸を用いた布の表面が絹独特の光沢を帯びるのに対し、紬は鈍い光沢を放ち表面に小さなこぶが生じ、独特の風合いを持つ。
引用:ウィキペディア 紬 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AC
最近、和の伝統芸能が再評価を受けるニュースが多く見られるようになりました。手仕事で表現する美しさは、世界的に見て日本は世界最高レベルです。
近年、再評価される日本の手仕事、これからもウォッチしていこうと思います。