ここ最近「羽織もの」をお探しの方が増えています。本格的な着物シーズンに向けて手に取っていただきたいのは「長羽織」。紬や小紋といったお洒落着にぴったりの、室内でも着ていられる着姿の主役です。

価値を再定義した新ジャンル「リメイク羽織」

今年のキーワードとして「ヴィンテージ」を当店は推しています。昭和期に活躍した作家作品等の持つこなれた雰囲気を今風に取り入れる提案です。中でも一押しは羽織として取り入れること。こなれた雰囲気が非常にお洒落で、着物としてそのまま着るよりも合わせやすいです。
しかし、昔の羽織をそのまま着るわけではありません。丈や裏地まで気を配りあくまでも「今様」に着ることが大切です。そのため、当店では、近代~ヴィンテージの着物を私たちの視点で探し、丁寧に仕立て変えることで「現代的に着られる羽織」として、新たに作り出すことにしました。
最高のコストパフォーマンス

お勧めの理由の一つに最高のコストパフォーマンスが上げられます。
当店では羽織やコートの新作も欠かさず手掛けていますが、ヴィンテージ的な年代のものと比べた時、今では再現できない手仕事や良い生地に驚かされることがあります。

例えば、絞りの羽織。杢目の総絞り裂は現在の生地から制作すると、かなりの金額になる可能性が高いです。気に入っていただければ、コストパフォーマンスは最高です。気負いなく着て沢山楽しんでいただくこと、そんな願いを込めました。(こちらは残っていた裂を仕立てた鼻緒も大変に好評をいただきました。)
着回しを揃えるのも楽しい

何点かお持ちになるのも良いのではないでしょうか。羽織は着物の上から着るため印象に残りやすいです。そのため、何点か着まわせる準備ができていればお洒落感がさらにアップします。
着物や帯を揃えたタイミングで、合わせる羽織をセットで揃える。こんなお買い物も間違いなしです。
新しい視点のレトロ柄も良し

着物としては難しいインパクトのある総柄小紋も注目です。羽織として驚くほど素敵に変わるものがあります。時代感のある柄でつくった羽織は、間違いなく個性豊かです。
現在では工房で制作されておらず、新作では入手の難しい柄も発見できます。当店の考える現代的な着姿に向けて、丁寧な選別の上制作しています。
主役級のリメイクの羽織をつくります
いよいよ装いの主役になりつつある羽織。防寒はもちろん着物や帯を守る効果もあります。機能性でも注目です。もちろんですが全て1点もの、ぜひお気に入りを見つけて下さい。