どうも、高級ブランドアイテム購買部、バイヤー井上(英)です。
着物にエルメスをはじめとしたブランドバッグは合うのか?
まさに永遠のテーマ。yahoo知恵袋やOKwaveなど人力検索・質問サイト定番の質問です。
「日本の文化だから、日本の和装小物しか合わない!!」
「ケリーバッグなら合う!あとはダメ。」
「バーキンは紬向け、訪問着は合わない。」
「プリュムやボリードはどうですか?ケリーは定番すぎ。」
などなど。情報は錯綜していますね。
お答えいたします、エルメスは着物に・・・いや、ちょっと待って下さい。
エルメスというブランド自体に格があり、シンプルで上質なデザインは着物にピッタリ合います。それは正しいのですが、なぜブランドのみで話が進んでいるのでしょうか?あれれ?
結論、”デザイン”による!
そう、着物×エルメスのような単純な話ではなく、一言で言うと「デザイン」、これです。
”エルメスのバッグ”と一言で言っても、ご存知の通り沢山のデザインが存在します。バーキンやケリー、オータクロアなど定番のアイテムを基本に上質なレザーを楽しむプリュムやピコタン(ピコタンロック)、丸い形がかわいいボリード、キャンバストートが有名なガーデンパーティやカンヌ、エールバッグやフールトゥ。正直、大量のデザインが存在します。
前回(必ず押さえたい3つのルール。着物に合うブランドバッグを一目で見極めるコツとは。)でちょろっと書きましたが、条件が存在すると思います。
1、素材はシンプルで高級感があるレザー製である。
2、体の横幅に合っている。
3、和テイストにも違和感が無い、上品な色使い。
この条件を満たすバッグを選別すると意外に使えそうなアイテムが絞られてくると思いませんか?
紬の着物など普段着系:ケリー、バーキン、サイズや色を合わせればピコタン、バーキン、プリュム
訪問着などドレス系:ケリー(素材や配色で例外あり??)
着物×エルメス、問題を一言でまとめると?
紬をはじめとした、上質な普段着系は幅広いモデルを違和感無くコーディネートOK。少しフォーマルなテイストの訪問着は少しかっちりした品の良いケリーバッグがやっぱり合わせやすいと思われます。
まとめると、”バッグと着物のテイストを合わせること”ここに尽きるような気がします。