これでOK!着物のバッグを選ぶコツ、しかもお洒落に。
今回は着物用バッグの選び方についてです。今、お洒落な和装コーディネートに欠かせないのはエルメス、シャネル、ルイヴィトンなど海外高級ブランドのバッグです。
ですが、一般的な和装の視点で考えた時、ヨーロッパのハイブランドは合うのか断言が難しいです。これは合うのか、合わないのか
事実、50点を持たせて調べました。
ある日、50点を超える色々なブランドバッグをボディー(マネキン)にコーディネート。写真を撮って、確認していたところ、何点かの条件が浮上してきました。まとめると3点あります。これだけ抑えれば着物×ブランドバッグを的確に選べるようになります。
1、高級感、上質感がある素材である。(格を感じる。)
着物用のバッグとして選ぶ場合、一見してわかる高級感が非常に重要になります。なぜなら着物には”格”という考え方があります。
着物と帯をコーディネートする場合も、格を合わせるのが基本となります。これはバッグのコーディネートでも同じように当てはまります。
当店のコレクションから照らし合わせるとエルメス”ボックス・カーフ(ツヤのある牛革)”のケリーや、ボッテガヴェネタの編み込みレザー(イントレチャート)が非常に相性が良かったです。(威張れる逸品!ボッテガ・ヴェネタ/世界限定250点のハンドバッグをチェック柄の紬着物に合わせると??)
まず、上質な素材を選びましょう。
2、体の横幅に収まる(大きすぎる、小さすぎるは厳しい。)
着物を着た時に違和感が少ないのは、着物を着た時の横幅以内に収まる事です。
横幅を超えるサイズだと、着物のコーディネートにバランスが非常に悪かったです。ミニミニ・ボストンのように、小さいハンドバッグやクラッチも合わない印象でした。旅行やおけいこ事など特別な用事はサブバッグを活用するなど、バッグの大きさへの配慮は必要なようです。
”小ぶりなハンドバッグ”ぐらいのイメージで合わせれば間違いなしです。
3、和を感じる上品な色使いは必須。避けたいのはケミカルな色合い。
主張が強すぎる原色使いや、ケミカル系な発色は本当にコーディネートできない印象でした。
着物とバッグのコーディネート考える場合、アクセントカラーを考えるより主張が強すぎない溶け込むような配色をオススメします。
洋服感覚で考えると、どうしても”モノトーンに赤いバッグ”のようなアクセントカラーを考えがちですが、着物に置き換えると相当難易度が高いです。紬などカジュアルな着物を考えるとアクセントカラーを効かせたカジュアルなコーディネートが可能ですが、訪問着以上の格の場合はチャレンジは避ける方がベターです。(きちんとルールを押さえて着こなすのも、お洒落上級者です。)
結論、上品な和装に溶け込む色が無難。
合わせやすい黒、茶、ベージュ系、薄い青、白・アイボリー、淡い桜のようなピンク系は合わせやすく和装の上質感を出すのにグッドでした。
結論:上質感がある素材、絶妙サイズ、色使いは上品な和系カラー
上質感がある素材、大きすぎず、小さすぎずな絶妙サイズ、色使いは上品な和系カラー。
このあたりを心掛ければ間違いないのではないでしょうか?ブランドバッグは少し変化球的な和装になります。紬など日常着的なコーディネートはお洒落感アップとして溶け込みますが、格が必要なフォーマルシーンなどでは少し慎重になるくらいで調度かもしれません。(式典にかかわる礼服は和装のバッグをお勧めします。ご親戚や参列者に不快感を与えないのは最低限のマナーです。)
お洒落を演出するの確実な基本、そして半歩はみ出す外し感です。お洒落上級者の皆様、上手くコーディネートして最高の着物お洒落を一緒に愉しみましょう。
当店のバッグを使ったコーディネート集もなにかのヒントになれば幸いです。