引用:千成★特選 白大島紬 古典美術 都喜ヱ門 袷着物 故郷情歌 証紙付
白大島と帯のコーディネートに決定的なコツが見つかりましたので、ここでご報告いたします。
春先、春に特に人気を集める着物に”白大島紬”があります。
白大島。
シンプルで、明るいトーンの着物が今年もトレンドとして浮上していますが、その流れもあり白大島は例年以上の注目度を集めています。
その人気は普通の大島紬をしのぐ勢い・・・手ごろなものから、作家物の高級な白大島までたくさんのお問い合わせをいただいております。
ですが、なかなかコーディネートの難易度が高い着物としての一面あります。
当店でもコーディネートを絡めてご紹介しておりますが、どうしても帯がうまく合わないのです。
なぜ難しい白大島のコーディネート。
その色に大きな原因があります。
白をベースにした着物というのはコーディネートが本当に難しいです。
なぜなら、トレンド感を出すのに最適な明るい帯が合いにくいからです。
白い着物に明るい帯を合わせてしまうと、全体の色があまりにも真っ白になってしまい、調子が悪い。
また、反対色や締め色の黒や青を持ってくると、どうも昔っぽく・・あか抜けない印象になりがち。
ではアクセントカラーとして赤を持ってくる・・これまた非常に古いコーディネートに。
しかし、ここで救世主ともいえる帯が見つかりました。
白大島に相性最高なのは、花織の帯でした。
引用:千成★新品★本場琉球南風原花織 袋名古屋帯 紬小紋に 黄色系
それは明るいトーンの花織の帯です。
花織の帯、水色やピンクなど明るいトーンのものは、白大島とコーディネートの相性が非常に良いです。
また花織のもつ上質感や織の質感が、白大島の持つ上質さをさらに引き立ててくれます。
(なんというか・・いいもの着てるなー!という感じにまとまります。)
白大島と花織の帯を合わせたコーディネート
引用:千成★特選 白大島紬 古典美術 都喜ヱ門 袷着物 故郷情歌 証紙付
こちらは大島紬のトップブランド、古典美術 都喜ヱ門の一品です。
織り出されたのは森・・青みのカスリがクラシックで上級者な一枚です。
そこに合わせたのは、薄いイエロー×水色の花織の名古屋帯です。
白大島に花織の帯を合わせる時のコツ。
白大島の織り柄の中の一色を拾って、カラーコーディネートすることです。
白大島にはピンクや水色、緑・・など色のあるカスリが使われています。
この中からトーンを合わせた一色をピックアップして、帯を選ぶ、これを意識するだけでかなり上手に白大島とのコーディネートが完成します。
白大島と花織の帯、今年らしいコーディネートはこれで決まり!
確かに、着るだけで素晴らしく華やかなお洒落なコーディネート楽しめる白大島なのですが、帯で苦労してしまう方も多いと思います。
その時こそ、思い出していただきたいのは、花織の帯!カスリからの一色ピックアップ!
是非、このコツを参考に春の白大島コーディネートを楽しみましょう。