千成堂着物店オリジナル、紬の長羽織。限定2枚が完成しました。
黒に近い焦げ茶色の長羽織。
贅沢な紬の生地、蛇の目傘×流水の逸品付け下げを仕立て直し。
紬と裏に蛇の目傘が配された、洒落た羽織になっています。
お着物とのコーディネートの幅も広く使いやすい羽織です。
羽織の反物からは生まれない、手作り、特注品の味わいを大切に。
羽織紐も充分に吟味して、質のよいものを選びました。
適度に厚みのある生地で暖かく、ストールを合わせれば冬の日でも大丈夫。
千筋の小紋柄の紬の長羽織。
紫、グレー、ピンク、ベージュの色が細い縞模様に入っています。
千筋と呼ばれる代表的な小紋柄の紬の袷から、長羽織に仕立てました。
細かい縞は、遠目には全体が溶け合って、グレーがかった紫色のようにも見えます。
明るめの優しい色合いで、今までの羽織にはちょっとない洒落た仕上がりになりました。
もちろん、羽織の紐にもこだわって吟味し、スモーキーピンクの優しさを大切にまとめました。
寒い季節がいよいよ到来。着物の寒さ対策は整っていますか?
寒い季節の着物コーディネートを考えるときに、コートやストールなどの寒さ対策が必要。
以前ちょっと予告させていただいていた、特注の長羽織が仕立てあがりました。
千成堂では、現代に合う、着物コーディネートを提案しておりますので、どうしても従来の道行コートや厚手の着物コートは合わせにくくなってきていると感じていました。
また、お車での移動の多い方には、厚手のコートは必要ないと思う方もあり、それならばと、イメージに合うものを作ってしまおうと考えました。
羽織用の反物ですと、少し物足りない印象がありますので、紬の付下げと紬の袷を長羽織りに作り替えました。
千成堂謹製 長羽織のコンセプト。
トレンド感×温かみのある上質素材ににこだわりました。
大きく分けると3つのコンセプトで考えました。素材、色、丈、この三点はトレンド感を演出する重要なポイントです。
1.生地は冬でも暖かい紬。
生地は上質で温かみのある紬地を贅沢に使用しました。
風合いのある紬着物の仕立て直しを行ったことで実現できた、この生地感をお届けしたいです。
2.色味は着物に合わせやすい色。
カラーリングは渋め。洋服ブランドの大判ストールをコーディネートするしても違和感のない、色にこだわりました。
また、羽織紐も吟味。隙の無いカラーコーディネートです。
長さは膝下くらいの長羽織に仕立てる。
特に重要なのは着丈、最近の流行は長めの羽織です。この着丈感ならコート感覚で格好良く着こなせます。
千成堂謹製の長羽織、旬の着姿をお約束いたします。
私自身の経験ですが、納得のいく、素敵な秋冬の着物コートを見つけるのは至難の技でした。
大人の着姿と考えるには派手すぎる配色、洋服感覚とはかけ離れた着丈感、上質感の無い素材・・なかなか難しいと常々考えていました。
今回、お届けしたいのはその点をクリアした、私自身も大好きな2枚です。
是非お召しいただいて、そのご感想もお聞かせください。
長羽織はヤフオク店でご紹介中です、是非ご覧くださいませ