結城紬の特徴=ほっこり感。秋冬だけの着物だと思っていませんか?
千成堂着物店でも大プッシュ中、あこがれの最高級織物、結城紬。あたたかで、ふんわり軽い着心地と独特のほっこり感が特徴的です。素材の特性上、”結城紬は冬の着物”としてお考えの方も多いのではないでしょうか?
結城紬の風合いは、一見すると秋冬向き。
確かに軽く、そして暖かで秋冬用として愛用される方も多いと思います。独特の風合いは確かに寒い季節にもぴったりの温かみがあります。しかし、”結城紬=秋冬専用”と考えるのはちょっともったいないのではないでしょうか。ちょっとしたコーディネートのコツをマスターすれば、春先を感じるような結城紬のコーディネートにもアレンジ可能です。
実際は、まだまだ寒い日が続きますが、節分が過ぎると日差しも明るく春めいてきます。ここがチャンスです。少し季節を先取りする結城紬の着物コーディネートを試してみませんか。
結城紬の特徴を生かしながら、明るい配色の帯・バッグで春の陽気をプラス!
着物はベージュ系の温かみある風合いですが、帯とバッグに変化をつけて一足先に春めいてみました。
着物は奥順のはたおり娘、モダンな流線模様のベージュ系の結城紬。帯は明るい綴れ織りに山茶花が一輪。花の帯はどこか気分が華やぎ、春の心地よさ。
季節の提案も抜かりなく。山茶花は秋から冬のイメージがありますが、桜にはまだ早いこの季節、逆にわかっている通な感じをアピールできます。
バッグはグッチのスーキー・バッグ。グッチの定番GGのロゴのキャンバス地ですが、柔らかいアイボリーの色合いで少し珍しい素材感です。またデザイン自体もふんわりと優しい丸みのあるタイプですので、軽やかにお出かけするのにぴったりです。
結城紬、秋冬だけではもったいない!上級者は・・小粋に春先までコーディネートを楽しみます。
結城紬は確かにほっこりとした素材感を持つ、冬にもピッタリな織物です。しかし、帯とのコーディネートを工夫すれば、少し春を先取りしたコーディネートも可能。秋冬だけでタンスに仕舞うのはもったいないです。
帯・バッグとの合わせをマスターして、上級の結城紬コーディネートを楽しみませんか?