まさに万能!「絽の吉澤の付下げ」を別注制作しました
この夏は着姿を新しくしたい、そんなあなたにお勧めです。どんな帯にも良く合い、幅広いシーンに安心の「無地感・夏の付下げ」は、理想的な選択の一つです。
お集りのお洒落着、式典、お茶のお席まで幅広く対応しながら、決して頑張りすぎず、でもきちんと映える。ある意味で「ありそうでなかった・夏の万能着物」として、弊店が別注した一枚が届きました。
どんな帯にも合う、“無地感”の付下げ

今回ご紹介するのは、老舗・吉澤さんに別注した他にない絽の付下げ。「波頭」の意匠をほんのり金彩で施しながらも、全体の印象は限りなくミニマルに仕上げていただきました。”出ず入らず”の無地のような軽やかさと洗練された存在感が両立しています。

生地には、五泉の三越駒絽(720g)というしっとりと重みのある上質なものを使用。きちんとした場面でも安心して着られる、信頼の着映え力です。
帯合わせに悩むこともなく、王道のフォーマル帯から上質な洒落帯まで幅広くコーディネートできるのが、この一枚の大きな魅力。少し悩ましい夏のワードローブに心強さでお応えします。
コーディネート提案① ── しなやかに格を添える、鈴木織物「ひょうたん」の袋帯

たとえば、品格ある場面では鈴木織物の「水衣錦」を合わせて。能装束の伝統衣装からの着想、という出自ですが、現代の着姿に寄り添う軽やかさを併せ持つ、完成度の高い帯作品です。

モチーフは、子孫繁栄や豊かさを意味する「ひょうたん」。灰白の地にさりげなく浮かぶこの吉祥文様が、胡粉色の無地感を引き立てながら、着姿に奥行きを生み出します。
絽の涼感と帯の軽やかなシャリ感──それぞれが響き合い、暑い季節にこそ纏いたくなる優美な装いです。
コーディネート提案② ── 洒落た装いには、織楽浅野の「天平花」

もう少しカジュアルな場面なら、織楽浅野の名古屋帯「天平花」を。生成の地に白と銀糸で織り出された丸文様が、抑えた光を帯びながら華やぎを演出します。
浅野さんならではの織りの妙。装いに表情を添え、きちんと感はそのままに、少し遊びのあるスタイルに。こちらの帯は着回しのよさもポイントです。上質な織の着物や色無地とも相性が良く、夏の小さな集まりやお食事の席など着物が変わった時にも大活躍です。
夏を心地よく過ごす「下に着るもの」の選びかた

そして忘れてはならないのが、長じゅばんの工夫。浅見の洗える絹のじゅばんや、上質な麻地の軽やかなものを合わせれば、肌ざわりも通気性も抜群。心地よい着心地が続きます。“暑さ”が不安で踏み出せない方こそ、この一工夫が夏の着物生活を支えてくれるはずです。

新調で変わる夏──その一枚が、着姿と気持ちを整える
これからの季節、汗ばむ日もあれば、きちんと感が求められる場もある。そんな時に一枚「信頼できる夏きもの」があると、きっと強い味方になってくれます。
今回の吉澤別注・胡粉色の付下げは、フォーマルのきちんと感もお洒落心も、両方受け止める一枚。まさに夏きもののスタンダードになり得る存在です。着姿を美しく整えるのはもちろん、気持ちも自然とすっきり整う──そんな力を秘めた一枚です。
今年は、夏の着物をはじめる最高のタイミング。
新しく迎える一枚が、きっとあなたの夏を素敵に変えてくれます。
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