着物のコーディネートにおいて、羽織り物は重要な要素の一つですが、その魅力を引き立てるのは小物選びの巧みさ。今回は、羽織りを新鮮に見せるための2つのポイントをご紹介します。
コツ1: 羽織紐を変える

羽織紐は、シンプルで馴染みの良いものを選ぶことが一般的でしたが、今年のトレンドはすこし「盛る」こと。おすすめは、少し長めの羽織紐や、グラデーションのデザイン、丸みのあるものを選ぶこと。お手持ちにひとつ加えておきましょう、コーディネートに新鮮さをプラスしてくれます。
今回選んだのは衿秀さんの羽織紐、少し長目を蝶結びにしています。

コツ2: 履物に「下駄」を取り入れる

洒落着物のコーディネートにおいて、「下駄」の人気が高まっています。ただし、夏の着物に主に使われる感じではなく、秋からの着物にも合わせやすい「桜皮」を使った舟形の台が合わせやすいです。深い茶色がオールシーズン向きの雰囲気で合わせやすいです。高級感もあり、上質な紬にも合わせやすい趣があります。

まとめ
現代的な着物コーディネートでも長羽織りがいよいよ定番となってきました。さらに個性を出すのは小物選びの巧みさが鍵です。特に「羽織紐」や「履物/下駄」のアレンジは、初心者から上級者まで取り入れやすく、本当に「パッと」変わります。新しい季節に向けて、ぜひお試しください。当店ではコーディネート品のご購入やご相談もお待ちしております。