キンッと締まった硬質のシルバーを素材にして、柔らかく優しい花を咲かせる。
東京都にアトリエを構える彫金作家「時園和代(TOKISONO)」さんから届いたのは、前回にも好評をいただいた透かし彫りの作品に加えて、立体感のある花や小さな十字の集合をモチーフにした作品たち。全ての作品には今回からタイトルが付けられ、世界観への没入感がさらに増しています。(下記にてまとめます)
宝飾品をフィールドに活躍する時園さんは金属の使いこなしが半端ではありません。加工の難しい硬質な素材を操り、柔らかく描き上げる作品たちは、どこをとっても一点の曇りもなく素敵。
大きな事故で生死をさまよった経験から、生まれ変わる意味を込めて五味和代さん(旧姓)→時園和代さんへと、作家名・ブランド名ともに変わり活動されています。(三渓園の展示会で始めてお会いした時、座っているのも大変だったと後から伺いました。お店で打ち合わせした時には、かなり元気になっていてホッとしました・・。)
近日(可能なら日程と時間を記載する)発売を予定しておりますが、ご案内を希望される方は「メールマガジン」か「LINE」を忘れずにご登録下さいませ。
時園和代(TOKISONO)彫金の帯留め(小) 透かし彫り 「YAJIRI」 千成堂別注
時園和代(TOKISONO)彫金の帯留め(小) 透かし彫り 「HEART」 千成堂別注
時園和代(TOKISONO)彫金の帯留め(小) 透かし彫り 「DAICHI」 千成堂別注
時園和代(TOKISONO)彫金の帯留め 「CROSS」 千成堂別注
時園和代(TOKISONO) 彫金の帯留め 「kobana」 千成堂別注
素材を自在に操る、時園さんの作風に惹かれる
当店でご縁をいただく彫金の作家さんは本当に個性が豊か。表現する世界、扱う金種、様々にこだわりがあります。どのお人を取り上げても迫力があるのですが、硬質な金属の癖を殺さず、柔らかく描き上げる作風は時園さんだけの独自のもの。コンテンポラリーというだけではくくれないデザイン性はもちろん、彫金の奥深さにも想いを馳せてしまいます。
作品担当 井上英樹