そろそろ「はおりもの」を考える季節です。
着物の羽織物は、大きく分けて「道行」「道中着」「羽織」の3種類があります。そのなかでも、羽織が欲しいというご要望が毎年増えています。それは何故でしょうか。
大きくわけて3つの理由があるのではないでしょうか?
理由1.「着姿がとにかく美しい」
羽織の着姿は洗練され実にエレガントに見えます。これは、道行や道中着では隠されてしまう着物と帯回りのコーディネートが羽織紐の間からちらりと覗くからです。そして、膝ほどの丈の長さもポイント。羽織の後ろ姿も女性らしい決め手。動きも自然としなやかになります。
理由1.「ストールやショールで保温力を調節して長く着られる」
羽織は洋服で言えばジャケットにあたります。ですが、暖冬を感じる昨今では、ストールやショールを組み合わるとコート替わりとしても着用できます。温度に合わせて、調節ができるため、秋冬・春と長い期間に渡って楽しむことができます。
和装用のストールやショールは洋装でも着用でき、幅広く活用いただけます。羽織と合わせてお選びいただくのもお勧めです。
理由3. 「自分好みに楽しめる」
羽織は羽織紐の組み合わせを自分好みで選ぶ楽しみがあり、ご自身のセンスの見せどころでもあります。 先ほどにも書きましたが、羽織は洋服でいうところのジャケットにあたります。お茶席や披露宴などの場合を除き、室内でも着たままで大丈夫です。 着物と帯のコーディネート+羽織と羽織紐のコーディネート、是非最高の組み合わせを見つけてください。
上記に挙げた3つの理由をまとめると
「 羽織は時と場合や気候や気分に合わせて、豊富なコーディネートが楽しめる」ということです。これが大きな三つの理由です。
当店では「オリジナルの羽織」を制作しています
ここまで理由を書きましたが「気の利いた、欲しくなるような羽織が見つからない!」という声も多くいただきます。そのため、当店では、贅沢にも着物を誂えなおした他にはない「オリジナル羽織 」 を制作しています。
形はエレガントなシルエットで、 絶妙なバランスを考慮した100㎝膝丈。 高級感のある落ち感のある生地と相まって、さっと羽織るだけで、きれいにまとまります。
一点ものの着物から制作するため、どんな着物から誂えるかで雰囲気が変わります。お洒落着用やフォーマル向き、トータルコーディネートもご案内していますので、着物と羽織のコーディネートはぜひご相談ください。是非お気に入りの羽織に加えていただき今年のコーディネートをお楽しみください。
さらに、今後は京繍(きょうぬい)や友禅の羽織も制作を予定しています。気の利いた素敵な羽織をどんどんご案内いたしますので、どうかご期待ください!