上布に、夏紬に合う高級草履といえばパナマの草履です。

参照:千成堂着物店 パナマ草履とバッグ

最高級の夏草履!「ツムジのある」パナマの草履が和小物さくらさんから数量限定で入荷しました。サイズはMとL。靴サイズ23cm前後の方はMサイズ、24cm前後の方はLサイズがおすすめ。

天は真綿をしっかりと詰め込んだクッションのある最高級仕様です。見た目の良さと、履き心地の良さを同時に実現しています。店頭でお試しいただけますが、フワフワしたクッションが足に心地よい・・。

夏の手前から、かなりお問合せいただいていますが、お応えがだんだんと難しくなっています。毎年、希少さを増していますが、今年はいよいよ入手困難です。特に「ツムジのある、総パナマ」は絶滅危惧種です。

参照:千成堂着物店 パナマ草履とバッグ

ツムジとは、髪の毛のツムジと同じ意味で、草履専用に丸く編んだ生地にできる編み目のこと。

パナマのシートから切り抜く素材をつかう「ハリ(貼り)」と呼ばれるものは比較的安価で手に入りますが、このツムジのあるものが入手困難です。

草履の台専用に編まれるツムジのあるパナマ素材は草履に一体感があり、上級品とされています。できる限り良いものを・・とお探しの方は、どうしてもツムジのあるパナマ草履に集中しています。

参照:千成堂着物店 パナマ草履とバッグ

天(草履の足を乗せる部分)だけにパナマを使うものではなく、巻き(台の横部分)まで、すべてにパナマ素材を採用した「オール」となれば、それはもう垂涎の的。やっぱり、これでしょう。

さて、そのパナマの草履ですが、宮古上布や越後上布、はたまた喜如嘉の芭蕉布など、超一級の夏着物たちに抜群の相性です。夏大島や本場夏結城にも、最高。ここまで夏着物を極めてくれる足元は他にはありません。

高級な夏の着物とパナマの草履のコーディネートは夏の着姿の完成形。高温多湿な日本の夏を、涼し気に演出する究極のアイテムです。

参照:菊之好 鼻緒 / 白皮 × つやけし

パナマの草履に合わせる鼻緒も一緒に考えてみましょう。

パナマの草履はそのシンプルで上質感のある雰囲気が肝。できるだけその素材感を引き立たせる鼻緒を選びたいもの。当店の一押しは「白皮マット」。ありそうでない、極シンプルで高級感のある鼻緒、当店のわがままそのまま、あの菊之好さんに特注しています。

皮革素材を専門に手掛ける熟練の職人さんが、一本一本丁寧に仕上げてくれています。切らさないように気を付けていますが、完売時は一か月くらいお待ちいただくことに。でも、合うんだからしょうがない。

年々価値を上げるパナマの草履ですが、欲しがる人が後を絶たないのは、きっと夏着物コーディネートへの貢献度の高さからでしょう。まさに「お洒落は足元から」。

とっておきの夏着物にはやっぱりパナマの草履が無敵。確保できる数にも限りがありますので、是非お早めにお求めください。

パナマの素材の豆知識:
赤道付近の国エクアドルが起源の植物、トキアの繊維からつくる編み物です。均等な繊維でないため、機械で編めません。そのため、熟練の職人による手仕事でしか制作ができず、大量生産はできません。結果、流通が少ない貴重品に。

ハットや帽子が有名ですが、本格的で凝ったものになると数か月の時間がかかるものも。草履はハットとは違いますが、同じく技術と時間が必要。工芸的ですらあります。

草履は腕の良い台湾の職人さんが編んでいる、と聞いたことがありますが、やっぱり帽子の依頼に時間をとられているとか。

(文:井上英樹 監修:井上和子 写真:マサエ)

「着たい」「似合う」が間違いなく揃います

「自分の着物にあう帯を選んでほしい」
「ネットの掲載品を実際に見たい」
「合うサイズの草履がない」
「お洒落なコーディネートで揃えてほしい」
「着物が着にくいので、仕立て直したい」
「紬をはじめたい」
「似合うものをオーダーメイドしたい」
「式典のコーディネートを任せたい」
「芭蕉布や上布など、特上品が欲しい」
「染織家の●●さんの作品が欲しい」

お応えしてきた一例です。ご来店(予約制)はもちろん、メールやLINEでもお気軽にご相談ください。

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