色無地は最もスタンダードで最初に挑戦するべき着物の一つです。極シンプルな着物のため、帯を変えることによって様々なシーンに合います。また紋の数により格がかわり、式典などのフォーマル(礼装)シーンまで対応していきます。色々な種類の帯が合うため、なんというか帯を選ぶことが逆に難しい着物です・・。
色無地をフォーマルに着こなす、袋帯の選び方
格やしきたりを守って、それからすっきりとした着こなしを考えましょう
格やしきたりを守りつつ、お洒落ですっきりと着こなすにはどんな帯を選べばよいのでしょうか?例えば、着物に袖を通す機会になる結婚式、入学式、卒業式などの式典や華やかなパーティーなどの席に合う袋帯をどのように選べばよいのでしょうか。まず基本としてフォーマルなシーンですので<金糸使いの袋帯>できちんとした格を作りましょう。その上で現代的な着こなしを考えるのがおすすめです。
フォーマル(礼装)の袋帯はすっきり系が人気です
箔を使ったクラシックな金色の帯は最近ちょっと人気が下降気味・・。幾何学系の織りやシックな銀糸の帯、またはすっきり白系の帯だとかなり現代的な礼装コーディネートができます。
例えば今回入荷した<河村織物>さんの袋帯、黒系の地に白い織りが映える、あくまでも現代的なアプローチの帯です。ですが、金糸を地に織り上げた格調の高い、まさにフォーマルのための帯です。色無地を式典など格の高いお席でお洒落に着こなすには、こんな帯が是非お勧めです。
河村織物さんとは
西陣織証紙番号46、非常に歴史の長い西陣の老舗織元です。特に有名なのは<河村つづれ>と呼ばれる最高級のつづれ織りです。古典文様はもちろん、今回の帯のような新しいアプローチの帯も人気が高い、最上級クラスの織りブランドです。また、海外に自社工場を持ち、手に取りやすい価格へと落とし込む挑戦も怠りません。まさに進化する老舗です。