人間国宝、北村武資「 煌彩錦」。現在手に入る帯の中でも最上位に位置する名品。その織りはもちろん、無駄のない意匠美も見どころです。
さて、今回「 煌彩錦」の袋帯をコーディネートするとき最大のポイントは帯締めだと思います。
色々な礼装用帯締めを合わせてみましたが帯があまりにも良すぎて、バランスが取れないのです。
ですが、今回入荷した帯締めの中に非常に相性の良い一本を見つけることができました。
当店で正規取扱いをさせていただいている帯締めブランド「紐の渡敬」が企画、井上資孝商店が組み上げた最高級帯締め「貝の口浮船白抜 ¥35,800 /税別」です。
高級な帯締めは複雑な技法が使われています。それが上質感を生み出すポイントなのですが、一歩間違えるとゴチャ付き感のある野暮ったい表情に見えてしまいます。
この帯締めは凝った組はもちろん、金糸も組み込まれた非常に凝った一本です。また、三色でぼかしがあり、存在感があります。ですが、配色が非常に柔らかく、控え目な主張となっています。
当店の「 煌彩錦」袋帯は非常にシンプルな意匠です。この帯締めの控え目な主張は帯の良さを殺さず絶妙なバランスを見せてくれます。
「 煌彩錦」の袋帯をコーディネートするときは良い帯締めが必須です。是非、こちらのように絶妙な主張の帯締めを合わせてお求めください。