「紬好き」人口が増加していると感じています。
ひとくちに「紬」といっても、産地や特徴はさまざま。
着物の初心者の方も、着慣れた方も、「紬が着たい」と思われる方が、確実に増えているように思います。
ひと口に紬と言っても、ざっと数えただけでも日本全国に約16種類くらいあります。
先染めの絹糸を織って作られる布に、それほどにも種類があることに、いまさらながら驚かされ、日本人の手仕事の素晴らしさ、美意識の高さに改めて感心させられます。
私共のように着物の仕事をしていても、なかなかお目にかかれない幻の紬もありますが、ここではもう少し整理して選んでみたいと思います。
結城紬と大島紬は紬の代表格。
ほとんどの女性がご存知の結城紬と大島紬ですが、正反対の特徴があります。
<産地>
- 結城紬 … 栃木県、茨城県など北関東。
- 大島紬 … 鹿児島県、宮崎県など九州地方。
<感触>
- 結城紬 … 真綿で織られ、ふんわりと軽く暖かい。
- 大島紬 … 光沢のある絹糸で織られ、さらりとしてひんやりとした感触。
この2点だけの比較ですが、北方面のものは暖かく、南のほうはひんやりさらりとした感触に大別されます。
冬の着物こそ、ふんわり暖かな結城紬が旬です。
千成堂は、現代のライフスタイルや街並みにもマッチする、価値ある着物をご案内することを大切にしておりますので、それにふさわしい着物として結城紬に力を入れてまいりました。
問題点は2つ、結城紬は着たいけれど地味で着こなしにくい、また、値段が高すぎて手が出せないと思われていることだと感じています。
そのために、当店のインスタグラムやブログでコーディネートをたくさんご紹介して参考にしていただくこと、価格はもう一度見直しして、お洒落着として着やすいようぎりぎりまで努力する、そして、一人でも多くの方に結城紬の素晴らしさを味わっていただきたいと考えております。
本場結城、奥順のはたおり娘、石下結城(いしげゆうき)など、ひとくちに結城といっても様々です。
沢山の紬がありますが、中でも大島紬、結城紬は格別。
お気に入りを見つけ、長くご愛用いただけたら、お値打ちなお買い物になるのではないでしょうか。
こちらのコーディネートはヤフオク店でご紹介中です。是非ご覧くださいませ。
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