着物コーディネートのルールにちょっとした変化が現れているようです。今年風の着物コーディネートの絶対トレンド、”キレイ色×軽い質感”に触れてみましょう。
季節的な意味合いもあるとは思いますが、着物・帯・バッグ全てにおいてキーワードは”キレイで明るい軽やかなカラーリング”のようです。
先日入荷した、大島紬とブランドバッグのコーディネートを見てみましょう。
希少な螺鈿(らでん)細工の帯を合わせた、最旬ライト・フォーマルコーディネート。
キレイな配色を完成するのは、軽い色合いのバッグと帯。
当店公式インスタグラムアカウントでも驚異的な人気を誇る、キレイ色コーディネートの基本的なスタイリングです。なんと、このぼかしの付け下げは”渋い”の代名詞でもある、大島紬なのです。
シュッとした質感ながら、ほんのりと香る春の気配はまさに新しい提案。
帯揚げ、バッグもライトカラーリングに統一。世界観を壊しません。
また、注目はこちらの帯、貝を細やかに配置した螺鈿(らでん)細工を施した、作家物の帯です。スッキリとしたデザインを選び、雰囲気を軽やかに統一しています。
しょうは織り、激レアな帯も・・また軽やかに!!
非常に緻密な工程を経て織り上げられる、希少な帯・・しょうは織のモダン吉祥柄帯×大島紬のコーディネートです。今年風なコーディネートなら、やっぱり配色は軽め。
ヴィトンのクラッチバッグ”ポシェットソービー”も小さめを選んでいます。大人っぽいエナメル感のあるクラッチ、着物コーディネート内に占める割合を少なくする意味もあり、小さめを選ぶのも良い感じです。
(カジュアルなコーディネートの場合、軽い色合いのふにゃっと柔らかいクラッチを選ぶのも良いですね。)
結論:着物コーディネートのキーワードは”キレイ色”です!
いかがでしょう。ごっちりと技法を盛り込んだ帯をアピールするのも確かに着物の醍醐味ではありますが、今回のご提案のように、色合いや技法の分量をコントロールすることによって、さらに今年感=軽さが出るのではないでしょうか。
冬→春のコーディネートチェンジを考えた時、今年はキレイ色の演出がおすすめですよ!