大島紬をいかに都会的にコーディネートするか。
大島紬は非常に人気もあり、ファンも多い紬なのですが・・どうしても柄行や八掛のカラーコーディネートがクラシックなため、一つ間違えるとちょっと古い感じになってしまいます。そのせいか、最近少し人気が落ち着いている印象です。
しかし、あの独特な風合いの良さ、しわになりにくく普段着にもバッチリな機能性、紬の着物の醍醐味を感じられる素晴らしい織物であることには間違いない!
ということで今回、大島紬をいかに都会的に、シュッとしたコーディネートにまとめるか挑戦してみました。
大島紬(おおしまつむぎ)とは、鹿児島県南方の奄美群島の主島である奄美大島の特産品で手で紡いだ絹糸を泥染めしたものを手織りした平織りの絹布、若しくは絹布で縫製した和服である。大島の通称若しくは略称で呼ばれる。
引用:wikipedia
都会的な着物コーディネートを実現するには、選び方のコツがあります。
1.着物は主張の少ない無地に近い物を選ぶ
2.全体のカラートーンを合わせ、同色系にまとめる。
主に、この2点が重要なポイントです。
そう、大島紬独特の柄行きがそもそも、コーディネートを難しくしているのです。ということで、大島紬の柄行からまず慎重に吟味して選んでみましょう。
大島紬の都会的コーディネート例
今回、発見されたのは非常にモダンな柄行の大島紬、丸い毬(まり)と雲のようなデザインをモダンに構成した一枚です。着物の柄の一色から色を拾って、帯をコーディネート。帯は小地谷紬のグリーン系、こちらもモダンな柄行です。
バッグはフェンディのシルヴァーナを意表をついてセレクトしてみました。多色使いのさわやかなモデルです。バッグも同系色から選ぶのがセオリーですが、帯からグリーン、ベージュ、ブルーを拾っても合わせてあるため、良い雰囲気にまとまりました。
大島紬を選ぶとき、まず気を付けたいのは柄行、八掛の色です。アンティークに良くあるのですが、多色使いや主張のありすぎる柄行は都会的コーディネートには向きません。全体のトーンが統一された柄行を選ぶとシックです。
また、よくあるのが赤い八掛、裾回しです。今のカラーコーディネートを考えると、交換をするのもおススメです。着物の印象は驚くほどここで変わります。(お手持ちのクラシックな大島紬を、再生することすら可能だとと思います。)
帯・バッグのコーディネートも基本的には同一のトーンでまとめるのがオススメです。紬の着物を都会的にコーディネートする時、小物のトーンも忘れず合わせましょう。
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さらに、上級者は腕時計のコーディネートにもチャレンジ。大島紬は昔からの着物ファンにも高級な普段着として認知されています。臆せず、腕時計の格上げコーディネートにもチャレンジできます。
今回はシルバー系×黒いレザーベルトのスッキリとしたアンティーク時計を選んでみました。さり気に一番人気のオメガ14金、ちょっと優越感にも浸れてしまいます(笑)丸型ではなく、あえてシャープなトノー型というのも通好み。
織りが人気の大島紬、カラーコーディネート&小物使いもマスターして、あなたの普段着リストをブラッシュアップしちゃいましょう。大島紬の都会的コーディネートはかなり上級者ですよ!