基本編:着物に合うバッグ(和装バッグ)の基本とは
着物用のバッグ(和装バッグ)の基本。
”和装小物のバッグ”の中から、格やシーン、持ち運ぶ物の量に合わせて選ぶのが基本です。
フォーマルな場では、格式のある織のバッグ、普段着の着物では編み込みのハンドバッグや巾着が良くコーディネートされています。
応用編:着物に洋服用のバッグを合わせる。
着こなしの幅を広げるのは洋服用のバッグとのコーディネートです。
今、着こなしの幅を広げるコーディネートとして、洋服用のバッグから、和装バッグを選ぶのが流行しています。
”着物に洋装バッグは合わない”という意見が多かったのは、5-6年くらい前のようです。
コーディネートの傾向がここ数年で大きく変わったこともあり、現在、意見の多数を肯定派が占めています。お洒落着の着物をコーディネートする場合はぜひ洋装のバッグに挑戦してみたいものです。
しかし、ご注意ください。普段使いのすべてのバッグが着物に合うわけではありません。明らかに合わないバッグをコーディネートするのはお勧めできません。非常にちぐはぐなコーディネートとなってしまったり、格式のある場では失礼でさえあります。
では、どのように選べば良いのでしょうか?比較的ポイントを押さえたバッグが見つかるのは高級ブランドのハンドバッグだと思います。
着物とブランドバッグが合う、3つの理由
1. 基本的にブランドバッグは高級感があり、格のバランスが取りやすい。
ブランドのバッグはそもそも高級感のあるものが多いです。着物のコーディネートで重要とされる”格”を考えたときにも、違和感なく馴染みます。
訪問着には光沢感のある小ぶりで上品なハンドバッグ、紬のお洒落着には上質なレザーのバッグをコーディネートするのがお勧めです。
高級なバッグの持つ、上品な質感は着物の質感をさらに引き立たせます。
2. 着物の高級感とバッグがよく調和する。また、新鮮な着こなしになる。
着物にブランドバッグを合わせると、和と洋の高級感が調和して、新鮮でお洒落なコーディネートになります。
一般的な和装のコーディネートももちろん素敵です、しかし悪い言い方をしてしまうと”見慣れた・マンネリ気味な着こなし”とも言えてしまいます。洋装バッグ(ブランドバッグ)は新しい着こなしへの取っ掛かりとしても有効です。
3. 洗練された現代の着物の柄に良く合う。
着物の柄行きは昔に比べてシンプルになり、同系色の帯と合わせて、洋服感覚でコーディネートするのが今の和装のトレンドです。”着物と帯は反対色”とあまり決めつけられなくなったこともあり、自由に着こなせる下地となっています。
参考:今、押さえたい着物の流行。都会的なカラーコーディネート(配色)をヴィンテージ着物から見つける。
(番外編). 今持っているバッグをコーディネートできてお得。
基本的に洋服用のバッグです、もちろん洋服のお洒落着にも合わせられます。1粒で二度おいしい、着こなしの幅も広がりお得です。(逆に考えると、和装用にデザインされたバッグは洋服にはかなり合わせるのは難しいです。)
参考:着物に合うブランドバッグを一目で見極めるコツ。必ず押さえたい3つのルール。
まとめ、着物に合うバッグを考える。
着物に合うバッグは大きく二つに分かれると思います。
1.式典に合うバッグ:礼装のときは、通常の和装バッグや小物がぴったり合います。親戚やご親族との調和を考える意味でも、基本を外さない王道のバッグを選ぶのがお勧め。
2.お洒落着に合うバッグ:ちょっと良いレストランでの食事、ホテルでの会食など、礼装までいかない場面では、格で劣らない洋装バッグもコーディネートOK。お洒落な装いで、さらに場を華やかにしましょう。
いかがでしょう?もちろん、どちらの場面でも合わせられるバッグもあります、よく吟味して、素敵なバッグを見つけてくださいね。